資産1000万円でセミリタイアできるのか?
結論から言うと、できる人もいます。実際には、独身男性がほとんどです。
資産・貯金1000万円で早期リタイアやセミリタイアしている方は、
- 家賃1万円のアパートがある地方へ移住
- 地方の格安戸建てを購入して移住
など、家賃を限りなく0に近づけています。
1000万円を年利4%で運用できるとすると、不労所得は年間40万円です。
年利8%と考えても、不労所得は年間80万円です。
家賃だけでなく、他の生活コストも極限まで下げる必要があります。
- 都心に住むよりも、自然豊かな地方に移住したい、という方
- 質素倹約や創意工夫しながらの生活を心から楽しめる、という方
- 仕事や煩わしい人間関係から解放されて悠々自適な生活を楽しめるなら、どんな生活も厭わない、という方
- もう覚悟が決まっていて、どうしても、今すぐにでもセミリタイアして引き籠もりたい、という方
などでないと、生活を続けていくことの方がなかなか辛くなってしまうかもしれません。
生活コストを極端に下げずに、セミリタイア生活を送る方法もあるので後述します。
資産1000万円以内で早期リタイア・セミリタイアした方のブログ
生活コストを極端に下げずに、資産1000万円以内でセミリタイアする方法
資産運用による不労所得を、セミリタイア後の主な収入の柱とするのは、かなり厳しいです。
利回りが同じと想定すると、当然資産が少ないほど、不労所得も少なくなってしまうためです。
資産1000万円を年利4%で運用できるとすると、不労所得は年間40万円です。
「生活コストを極端に下げない」ならば、不労所得40万円の他に、何らかの収入を得る必要があります。
おすすめは、Web系フリーランスエージェントに案件を紹介してもらうことです。
週2、3日の稼働で、およそ月20~50万円いただけます(スキルや経験、案件にもよります)。
Web系業務の利点ですが、リモートOK(在宅ワーク)の案件もあります。
このような方におすすめです
- 現在、営業活動をすることが負担になっていたり、クラウドソーシングなどの案件で疲弊してしまっているWeb系フリーランスの方
- 現在、会社でWebデザイナーやエンジニアなどのお仕事をしていて、「いずれは独立したいな」と考えたことのある方
- 今はお金に換えられるスキルや知識はないが、いずれは会社に頼らず稼げる力を磨いていきたい方
このような方にはおすすめしません
- 自分のビジネス収入を構築できていて、毎月安定して月収100万円以上のフリーランスの方
(→時間単価5,000円の案件を紹介してもらっても、忙しくなり過ぎたり、1時間当たりの粗利額が下がるだけかもしれません) - 自営業として、継続的にスキルアップをしたり、ビジネスや税金などに関することも、自ら学んでいこうという気概のない方
(→自営業として成功し、自由と余裕のあるセミリタイア生活を実現・継続していくためには、学んでいくことは必須です)
【すでにWeb系フリーランスの方向け】セミリタイア生活の収入
フリーランスエージェントのエンジニア案件
フリーランスエージェントのWebエンジニア案件では、時間単価5,000円前後が多い印象です(スキルやエージェントにもよります)。
これで週2~3日のセミリタイア生活をするなら、
- 時間単価5,000円×8時間×月8日(週2日)=月収32万円
- 時間単価5,000円×8時間×月12日(週3日)=月収48万円
となります。
フリーランスエージェントのWebデザイナー案件
フリーランスエージェントのWebデザイナー案件では、時間単価3,000円前後が多い印象です(スキルやエージェントにもよります)。
これで週2~3日のセミリタイア生活をするなら、
- 時間単価3,000円×8時間×月8日(週2日)=月収19.2万円
- 時間単価3,000円×8時間×月12日(週3日)=月収28.8万円
となります。
【週2日~】セミリタイア生活におすすめのエージェントNo.1
週3日の案件やリモート案件(在宅ワーク)は、週5日の常駐案件(要出社)に比べると、大抵のエージェントでは案件数が少ないです。
そのため、希望の案件を紹介してもらえず断られてしまうこともありますが、週3日の案件やリモート案件(在宅ワーク)を紹介してもらうなら、まずはITプロパートナーズさんがおすすめです。
ITプロパートナーズさんは、週2~3日の案件や自宅で働けるリモート案件が比較的多いことが特長の一つです。
数ヶ月や半年、1年など期間限定でしっかりお金を稼ぎたいという方も、エージェントに案件を紹介してもらうことがおすすめです。
「週5日仕事に縛られたくない」という方もいると思いますが、案件は数ヶ月~半年更新だったりするので、短期間限定で週5日しっかりとお金を貯めてから辞める(更新しない)ということも可能です。
契約内容や案件によるので、エージェントの担当者の方にお話を聞いてみてください。
フリーランスWebデザイナーの方がさらに年収アップするためには、
●プログラミングスキルを身につけて、Webエンジニアの案件にシフトしていく(時間単価5,000円前後)
●案件を自力で獲得してクライアントに売上アップをもたらすWebマーケターになっていく
●Webデザイン・Web制作スキルを教えたりするセミナー開催(1対多労働収入の柱のため、1時間当たりの稼ぎが大幅アップ)
●アフィリエイト広告収入・Googleアドセンス広告収入などを得るためのブログ運営(パッシブ収入の柱のため、働いていない時間にも収益が発生する)
など、ビジネス収入の柱を作り育てていくことがおすすめです。
【スキルなし・未経験の方向け】Web系フリーランスセミリタイア生活への道
Web制作やプログラミングのスキルなどは、好みや向き不向きがあるので万人向けの方法ではありません。
ですが、合う方であれば、スキルなし・未経験から始めて実務経験期間を含めて、最短2~3年くらいで週3日フリーランスのセミリタイア生活を実現できます。
実務の中や独学でのスキルアップを続けていけない方や、スキルアップがあまりスムーズに行かない場合は、5年かそれ以上かかる可能性もあります。
いずれにしても、合う方であれば、自由と余裕のあるセミリタイア生活に移行することがかなり現実的になるので、おすすめです。
【ステップ1】Web系スキルを身につける
Web系フリーランスとして働けるスキルがまだない方は、まずはスキルを身につけましょう。
例えばWebエンジニアになるなら、プログラミング学習サイトや書籍などで独学する、プログラミングスクールなどを活用する、といった方法があります。
私は21歳頃独学を始めて、効率が悪いと感じ、スクールに申し込みました。
当時は、「営業力」と「技術力」を身につければ、一人で起業しても食べていけるだろうと踏んで、大学を休学してフルタイムで営業・販売の仕事をしながら、仕事後や休日にWebデザイナー・エンジニア養成スクールに通っていました。
仕事をしながら通えるカリキュラムだったので、すべて修了するまでに1年ちょっとかかりました。
プログラミングの場合は特に、「向き不向き」「合う合わない」がありますので、最初の触りくらいは学習サイトで独学することから始めても良いと思います。
どのようなものか知ってみて、「面白いかも」「もっと知りたい、できるようになりたい」と思ったりピンと来たら、スクールを活用してみてください。
「楽しい」「好きだな」と思えることでないと、学習も捗らずスキルもなかなか向上しないので、自分に合うかどうかもよく見極めていきましょう。
私の場合は、大学休学中で貯蓄もなかったため、ローンを組んでスクールに申し込みました。
正確には覚えていないのですが、最初はお試しで、当時確か13万円くらいの「ホームページ制作入門コース」に申込み、高速でカリキュラムを修了しました。
そして、「これは行ける、自分に合っている、身につけたら起業して何倍も稼げる」と手応えを感じたので、その次に、Webデザイン、コーディング、プログラミングまで一通り学べる総額60万円以上のパッケージコースに申し込みました。
結構勇気が要りましたが、個人的にはピンと来たので、思い切って取り組むことができました。
Web制作やプログラミングが「合わない」「楽しめない」ということであればやめておいた方がいいです。
ですが、そういったWeb系の仕事が合う方なら、スキルアップや経験を積み重ねていくことで、フリーランスなりスモールビジネス起業なりで、長期的に稼げますし、ほぼ確実に元が取れると言っても過言ではないです。
もちろん、どのくらい稼いでいけるかどうかは、スクール修了後の自分の行動や考え方次第なので、スキルを身につけるかどうかはご自身の責任で判断してくださいね!
【ステップ2】実務経験を積む
スクールや独学での学習・経験だけでは、ビジネスにおけるプロジェクトに携わることはなかなか厳しいです。
経験豊富な人がサクッとできてしまうことも、実務経験やスキルが乏しい段階の人は数時間かかってしまう(あるいは、できない)ということもあるでしょう。
実務に携わる中で、さらに学習が必要な部分に気づいたり、実戦向きのスキルを吸収したり、と加速度的に実力をつけていくことができます。
カリキュラムを修了したら、実務経験を積みましょう。
スクール修了後に転職して、会社員として実務経験を積むとしても、最短1年~2年でひとまず独立はできます。
ただ、実務経験やスキルが乏しいと、エージェントに紹介していただける案件は限られ、単価・報酬の上限もやや低めになります。
実務経験1年で独立する場合の例としては、PHPの実務経験1年で、月50万円~60万円の案件を紹介してもらえることもあるようです。
エージェントより、月単価は、
「だいたい50万円から60万円の間になりますよ」
とご回答いただいています。
では、低く見積もって、控えめに50万円としましょう。
そうすると年収は600万円になります。
実務経験1年で年収600万円。
どうですか?
僕は高い方だと思います。
他の職種で1年経験を積んだくらいで年収600万円以上になることは、そうないと思います。
なので、これを聞いた時、やっぱりエンジニアは、仕事として可能性があると感じました。
他の質問として、「未経験者に案件は紹介してもらえるのか」と質問もしましたが、やはり未経験者に案件は紹介できないということでした。
これに関しては1年前に僕は経験しています。
引用元: https://thikashi-blog.com/freelance-engineer-income/ 『実務経験1年でフリーランスエンジニアが提示された年収と手取りはいくら?』
最短でフリーランスになることを目指すのではなく、会社員として社会保険に入りながら、3年以上しっかり実務経験を積みスキルを磨いていく、という方針もありだと思います。
いずれにしても、独立してからも継続的にスキルアップは必要です。
【ステップ3】フリーランスエージェントに案件を紹介してもらう
フリーランスになることを目指して、ある程度実務経験を積んだら、エージェントに案件を紹介してもらいましょう。
余談ですが、私は実務経験を積まずに、スクール修了後すぐに独立・起業しました。
エージェントの存在を知らなかった(10年前は今ほど普及していなかった?)ので、自力で営業・マーケティング活動を行い、運やご縁もあり受注していくことができました。
起業して軌道に乗せていくために、20代前半の頃に営業経験を積んでおいたことが役立ちました。
営業活動を自分でやってみるとわかりますが、エンジニア、Webデザイナーなどの職業でフリーランスをするなら、エージェントに案件を紹介してもらう方が圧倒的に楽でおすすめです。
自分で営業、契約締結、請求、売掛金回収など様々な業務を行うと時間も労力もとられます。
特に、営業活動は負担が大きいです。案件を紹介してもらえて契約関係もやっていただけるのは、かなりありがたいです。
営業活動をしなくても良いような集客の仕組みを作るという方向性もあります。これもおすすめです。
最終的には、自分のビジネスの柱をつくったり、自力で受注できる仕組みをつくったり、そういった方向性を目指していけると強いです。
しかし、新たにWebマーケティングについて学び、実行・試行錯誤していく必要があります。
難易度が高めで、お金と時間の先行投資も必要です。
ということで、まずはフリーランスエージェントに案件を紹介してもらって、毎月の固定収入を確保することが先決です。
セミリタイア一人社長になることを目指すなら、まずは、フリーランスエージェントである程度高単価な案件を紹介してもらい、毎月の収入を確保した後、Webマーケティングについても少しずつ学習して、自分のビジネス収入・資産収入の柱を作り育てていくことがおすすめです。