(※2014年5月1日に投稿した記事です。)
起業したいと思っても、実際に起業を果たす人と、起業を実現しないままの人がいるのはなぜでしょうか。
起業してうまく行く人と、うまく行かない人がいるのはなぜでしょうか。
様々な要因があると思いますが、思い・言葉・行動がそれを実現するに相応しいものではないから、だと思います。
私は「思考法と習慣(行動)によって人生が変わる」と考えています。
目標を実現するための「正しい考え方」「正しい行動」が伴ってこそ結果につながると感じるからです。
考え方や行動のいずれか、あるいは両方がちぐはぐで、目標を実現するために相応しいものでなければ、「目標実現」「目標達成」という結果は得られません。
原因と結果の法則が存在します。
正しい考え方・正しい行動をどのように知るか
知識も経験も少ない20代の私たちは、どうすれば起業してうまく行くか、どのように考えどのように行動したらいいか、などわからないことだらけです。
ですが、長年サラリーマンとして務めた40、50代の人でさえ、起業や社長の仕事については未経験であれば、同じようにわからないことだらけかと思います。
どれだけ経験を積んでも、どんなに知識があっても、起業したての時は誰でも「社長一年生」であることには変わりないと思います。
なので、わからないなりに、今すぐ行動を起こすこと、着実に一つひとつ行動を起こしていくことが肝要です。
そうすれば、20代で起業することは決して大層難しく実現不可能なことではありません。
実現するために必要なこと、やるべきことを着実に積み重ねるだけです。
ですが、目標を実現するための「正しい考え方」「必要なこと」「やるべきこと」は、どのように知ればいいのでしょうか。
私は、それらの情報は様々な手段で収集可能であると思います。
経験者に聞いたり、本を読んだり、ネットで調べてみたり、情報収集はありとあらゆる手段で可能です。
ただ、それによって得られる情報は玉石混交なので、正しい情報や有益な情報を見極める必要があります。
正解が分からない状態で、どのように見極めるのか
この問題に関して、必ずしも的確な答えではないかもしれませんが、私は「大量の情報を仕入れる」ということがポイントになると感じています。
ビジネス書でも経験者のお話でも、たくさん読んだり聞いたりしていくと、あるテーマや疑問については共通の情報が浮かび上がってきます。それが正しい答えなのではないかと、仮説が立てられます。
それが本当に正しいかどうかは、自分自身が大量の情報のインプットと実際の行動・経験を繰り返す中でわかってくることです。
さらにそれを繰り返していく中で、「成功につながりやすいこと」「正しいこと」などの普遍的なルールがより一層わかるようになってきます。そうしてそれらの法則が潜在意識にまで染み渡るほどになると、目標実現に近づいて行く感覚、事業がうまく行く時うまく行かない時の感覚などが体感できるようになってくると思います。
仮に、取り入れた情報の中で、「正しい」と思っていたことが実はそうではなかった。うまく行かなかった。もしくは、自分には当てはまらなかった。
などということがあるとしても、それは実際に自分自身が行動・経験したことにより学べたことなので、無駄ではないと思いますし、何でもかんでも経験しないうちに最初から正解がわかるなどということはないので、行動・経験した結果気付いたり学んだりすることは、自然なことだと思います。
良質なアウトプットは、大量のインプットをもとに生まれる
目標実現のための正しい考え方・正しい行動、成功につながりやすい共通ルールなどを身につけるために、大量に情報収集をして実践・経験を重ねることが重要です。
情報収集の手段としてまずは、実際に起業・経営をしている方々のお話を聴きましょう。まずは起業を目指している人を対象としたセミナーや交流会に参加すれば、お話を聴ける機会があると思います。私はよくドリームゲートさんのセミナーに参加していました。セミナーに参加する際は、懇親会にも必ず参加しましょう。懇親会では交流やお話を聴けるチャンスがあります。
起業家・経営者にも様々なタイプの人がいます。あまり偏らないように、可能な限りより多くの人にお話を聴いた方がいいと思います。
尊敬できるような人もいれば、反面教師になるような人もいるかもしれませんが、どんな方のお話も勉強になる点が1つ以上あるはずです。
また、色々な起業家の話を実際に聴いたり、カンブリア宮殿に出てくる社長の言葉を聴いたり、ビジネス書に出てくる起業のストーリーや成功法則などの情報を大量にインプットしていくと、共通する部分が見えてきます。その共通のルールが自分自身の考え方や行動を変える鍵になると思います。
もう一点おすすめしたいのは、大量のビジネス書を読むことです。
ビジネス書など本を読み過ぎると頭でっかちになったり、知識やノウハウを取り入れても活用できていないのに学んだ気になってしまう、などということも言われるかと思います。
確かに、実際の経験の中で学ぶことの方が格段に身になることは間違いないと思いますが、本から得られる情報も無駄ではないと考えています。実際に経験の中で自然に学ぶか、ビジネス書などの媒体から学ぶかの違いで、知識や情報を取り入れて行かなければ新たな知恵は出ないのではないかと思います。
また、知識やノウハウなどの情報を仕入れるための本だけでなく、成功する人・うまく行く人の考え方などに関する本もおすすめです。成功マインドの共通ルールを知るためのヒントになります。
「本ばかり読んでも実践しなければ意味がない。」と思われる方もいらっしゃると思いますが、全くその通りだと思います。
あくまで実際の行動に活かすための情報収集です。その意識を持った上でアンテナを張って情報を仕入れていれば、有益な情報が頭の中に残るようになります。日々地道に情報のインプットを積み重ね、行動に活かしてい行きましょう。