20代起業

起業の目的・理由・必要性を突き詰める【20代起業成功コラム】

起業の目的・理由・必要性を突き詰める【20代起業成功コラム】

(※2014年5月1日に投稿した記事です。)

必要性のないことは実現できない

このコラムをお読み頂いている方は、起業・独立を目指している方々、起業・独立に関心のある方々かと思います。
あなたが起業したい理由は何ですか?起業の目的は何ですか?

・お金をたくさん稼ぎたい
・好きなことを仕事にしたい
・誰にも縛られず主体的に過ごしたい
・お金と時間の自由を手に入れたい
・もっと人の役に立ち仕事のやり甲斐を感じたい
・とにかく社長になりたい
・今の会社を辞めたい

等々、様々な理由があるかと思います。

起業・独立の成否を分けるポイントはいくつかありそうですが、そのうちの一つは、「起業・独立の必要性」だと思います。
なぜ、何のために起業するのか
どうして起業する必要があるのか
起業しないとどうなるのか

少し仰々しいかもしれませんが、この「起業をする必要性」が強いほど、起業実現や起業成功の確率は高まると思います。起業の成功をどう定義するかにもよりますが、少なくとも起業・事業を断念する確率が低くなるはずです。

必要性のないことは、なかなか実現できないものです。
よほどの強い意志を必要とします。

休日の朝寝坊

休日はお昼近くまで眠ってしまうという方も多いかもしれませんが、それは朝起きる理由(必要性)がないからです。(起きる理由がないどころか、むしろ、眠っていたいから・睡眠不足を補う必要があるから、という理由の場合もあるかもしれませんが。)
休日でも午前中から予定がある時などは、普通に起きて身支度を始めると思います。
お昼近くまで眠ってしまうということは、予定もなく、起きる義務もなく、お昼近くまで眠っていても誰にも何も言われない、という状況だからこそ成立していることです。

現実的にはなかなかない話かもしれませんが、これが「休日の朝4時に起きないと、死んでしまう」というような状況だった場合、否が応でも4時に飛び起きると思います。それでも起きない人もいるかもしれませんが(笑)
相当な睡眠不足で、起きなければならない状況でも起きられない、ということも現実には起こり得ると思います。そういった「相当な睡眠不足である」という特殊な条件を除けば、起きる必要性がある時には、一般的な社会人であれば、どんな寝坊助さんでも目が覚めるのが通常だと思います。

必要性や必然性のないことは、実現するために強い意志を必要とするため、実現のハードルが高いと感じます。逆に、必要性や必然性のあることは、実現のハードルが低いと言えます。

「起業したい」という人の大半がいつまでもサラリーマンを続ける理由

「起業したい」という人はたくさんいますが、大半の人が実現しないままサラリーマンを続けています。
「起業したい」と思っているはずなのに、なぜそのような状況が続いてしまうのか。
一つには、それほど本気ではなかっただけ、ということもあるのかもしれませんが、やはり「必要性のなさ」が原因だと思います。
起業したいと思いつつ、何も行動を起こさないまま毎日が過ぎる。
今の仕事も嫌いなわけではないし、残業もあるけど、きちんと休みもとれる。起業のために何も具体的な行動を起こせないままでも、毎月必ず給料が振り込まれるし、家賃や食費の支払にも特に困らない。欲しいものも買える。

起業したいと思いつつも、何もできないまま毎日が過ぎて行くのは、起業する必要がないからです。
何となくモヤモヤしていて、何か変えたいと思いつつも、日々の生活は特に大きな問題もなく回っている。起業しなくても何も困らない。誰にも何も言われない。

「本気で起業する気がない」ということは元より、起業する必要がないのです。

一方、起業を実現する人というのは、何が何でも起業を駆り立てる強い思いや目的、理由(必要性)、必然性などが必ずあります。
たとえそれがポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ、必ずあります。

社会貢献や素敵なビジョン、純粋な夢、あるいは、「何が何でもお金持ちになる」という気持ち、お金を稼いで複数の異性と遊ぶ、周りの人を見返す、幼少からの貧乏生活を脱する、生まれつきの逆境や相当なコンプレックスがある等々、何かしらあると思います。これらの理由や思いは生半可なものではなく、非常に強く、常に継続的に意識されているため、起業実現という一つの通過点を越える確率が高まります。

起業の目的・理由・必要性を突き詰め、常に意識しましょう

もっとも、必要性の高いことであれば、常に意識しようとしなくても、自然と常に意識します。
そのくらいの強い思いや目的、理由(必要性)を一度突き詰めて考えることは、非常に有意義だと思います。
起業・独立を目指す途中で、あるいは起業・独立後に困難に直面した際など、

自分はなぜ起業する(した)のか
自分は何のために事業を続けて行くのか

振り返ることで、困難を乗り越え事業を継続して行くためのモチベーションも再燃し、改めて前向きに活動して行けるようになります。

起業すること自体は簡単です。個人事業の開業であれ会社設立であれ、諸々の手続きを行うことで完了します。
起業で重要なことは、事業活動を継続して行くことです。最初うまく行かなくても途中赤字でも、継続さえして行けば失敗ではないと思います。
起業を実現して、さらには事業活動を継続して行くために、自分を突き動かす圧倒的な思い、目的、理由、必要性を突き詰めて考えましょう。

  • この記事を書いた人
しゅんのすけ

しゅんのすけ

創業11年。一人株式会社の代表取締役。隠居系自営業。
21歳 筑波大学を休学して就職(営業・販売)
24歳 Web制作・Webコンサル起業
25歳 法人化→ご縁に感謝、6年連続で売上・収入が大幅に増加→尋常でなく働く毎日→終わりのない忙しさに挫折(30歳)
31歳 事業の仕組みを工夫・改善し働く時間を極限まで削減、「お金の余裕・時間の余裕・心の余裕」を追求
現在 主に週1日だけ在宅で働きながら、新たな事業の企画を考えたり、スキルアップのために勉強や読書をしたりして過ごしています

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