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アクセスアップにつながるキーワードを発想し、キーワードの「幅」を広げるための2つの軸

アクセスアップにつながるキーワードを発想し、キーワードの「幅」を広げるための2つの軸

(※2018年6月25日に投稿した記事です。)

先日、「SEO集客成功のためのキーワード選び3つの視点【キーワードの幅×質×量】」という記事の中で、キーワードの「幅」を広げることを意識しましょうとお伝えしました。

では、キーワードの「幅」を広げるためには、具体的にどのように進めていくと良いのか、書かせていただきます。

キーワードの「幅」の広げ方・ツール

まずは、ご存知の方も多いと思いますが、関連語や複合キーワードを洗い出すことができるツールをまとめてご紹介いたします。キーワードの「質(=コンバージョンにつながりやすい)」「量(=検索ボリューム・検索需要が多い)」のために使うキーワードツールでもあります。

Google Adwords キーワードプランナー
https://adwords.google.co.jp/KeywordPlanner

rishirikonbu.jp
http://rishirikonbu.jp/

goodkeyword
http://goodkeyword.net/

その他、「検索エンジンの入力補助」も活用しましょう。検索エンジンにキーワードを入力している最中に出てくる予測変換・キーワードの提案によって、幅を広げる新たなキーワードのヒントになり得ます。

闇雲にツールを使うだけではキーワードの「幅」が広がらない理由

上記のツールを利用して様々なキーワードを洗い出すことをおすすめしている記事がいくつかあったのですが、単純にこれらのツールを使うだけでは、あまり理想的な形でキーワードの幅を広げることができません。

なぜなら、「ツールにどのようなキーワードを入れて調べるか」によって、システムから返されるキーワード群が変わってくるためです。つまり、(良くも悪くも)ツールに打ち込んだキーワードの枠を大きく超えるキーワードや的確な抽象度・粒度で水平展開したような発想は基本的に返ってこないです。

キーワードプランナーで出てくる関連語は参考になりますが、関連キーワードとしては漏れがあったり、全然見当違いなキーワードが表示されていることもあります。そのあたりの発想は、情報収集や仮説立案の中で、自力で頭を使って網羅的に出していく必要があります。

もちろんある程度発想は広がりますし、膨大なデータに基づき、関連性の高いキーワードを提案してくれるので、大変有り難いツールです。ただ、そもそもツールに打ち込むキーワードをどのように発想するかによって、対策キーワード作り、ひいてはSEO集客の成果に差が出てきます。

具体例として、「web集客」というキーワードで調べた結果を掲載いたします。

Google Adwords キーワードプランナー

rishirikonbu.jp

goodkeyword

システムやツールは人間の使い方次第だと思います。まずは2軸にそって頭でキーワードを発想し広げていき、それらをツールに打ち込んでさらにキーワードを深掘りしていく、という使い方をおすすめいたします。

キーワードの「幅」を広げる際の2軸発想

キーワードの「幅」を広げる2軸は、「テーマ軸」「ターゲット軸」です。

「テーマ軸」については、Webサイトのテーマとなるキーワードから、関連キーワードを発想していきます。

発想する段階では、いきなりExcelファイルなどに打ち込むのではなく、ノートや手帳にペンを走らせ手書きしていく方が、考えがまとまりやすくおすすめです。

弊社サイトの場合はテーマは「Web集客」ですので、「SEO」「アクセスアップ」「サイト改善」「 Web戦略」「コンバージョン率アップ」「広告」「ウェブ解析」「Web制作」「WordPress」「ホームページ」「LP」「ランディングページ」などと発想できます。

発想する段階では、抽象度や粒度がバラバラで揃っていなくても、とりあえずテーマに関連するキーワードを網羅的に書き出しましょう。メインテーマの内容を語る上で出てくるテーマ・分類を漏れなく洗い出すようなイメージです。

ある程度書き出したら、より密接な関係にあるキーワードごとや抽象度・粒度ごとにまとめて整理したり、それぞれのキーワードの抽象度や粒度を上げたり下げたりして、さらに深掘りしていきます。

例えば、「SEO」というテーマ・キーワードを深掘りしていくと、「ページスピード」「キーワード選び」「SSL(HTTPS)」「インデックス」「サーチコンソール」「共起語」「XMLサイトマップ」「タイトル」「モバイルフレンドリー」など色々と出てきます。

この段階で先ほどのキーワードツールを使うと、キーワードを漏れなく洗い出したり、深掘りしていくことに役立ちます。

手書きで一通り書き出した後に、テーマの分類や抽象度・粒度ごとにキーワードを整理してまとめましょう。マインドマップソフトが便利です。

無料で使えるマインドマップソフト|X mind

また、広げたキーワードは改めてキーワードプランナーで月間検索ボリューム・検索需要を確認しましょう。類語や表現・言い回しの違いで、検索ボリュームが大きく変わることがあります。

キーワードの「幅」を広げつつ、より検索ボリュームの多いキーワードを狙って、コンテンツのタイトルや本文中に盛り込んでいきましょう。(必ずしも検索ボリュームの多いキーワードでなくても、テーマに不可欠なキーワードや内容的に有意義なものであれば、そのキーワードを盛り込み記事を書く意義があります。競合が少ない分そのキーワードで上位表示したり、母数は少なくてもコンバージョンにつながることがあります。)

ここまでの過程でキーワードの幅が広がると同時に、深掘りした網羅的なキーワードをそれぞれWebサイトのコンテンツに盛り込むことで、Webサイトのテーマ性や専門性が明確になり、よりSEOに強くなります。

次に、「ターゲット軸」についてです。

「ターゲット軸」では、ターゲットとするユーザーのサイト訪問につながりやすいようなキーワードを考えていきましょう。

例えば、弊社サイトの場合は、主なターゲットとして想定しているのは「経営者・起業家」の方々です。「経営者・起業家」の方々が興味関心を持ちやすいキーワード、不安・不満・悩み・問題系キーワード、願望系キーワードなどを洗い出します。

実際、「経営者・起業家」のタイプ・会社の規模感は様々で、関心ごとや不安・悩みもステージ別に変わってきますので、「経営者・起業家」というターゲット設定では広すぎます。弊社の場合は、現状母数を増やしアクセスを増やすことで、ペルソナに近いユーザーの絶対数を増やす方向性で考えているため、ある程度広く柔軟にキーワードを発想していきます。

例えば、「集客アップ」「マーケティング」「戦略」「ビジネスモデル」「理念」「黒字化」「フレームワーク」「仕事術」「マネジメント」「手帳術」「業務改善」「生産性向上」「ファイナンス」「会計」「投資」「リーダーシップ」「ビジネス書」などです。抽象度・粒度を気にせずとりあえず発想し書き出していきます。それから、そのテーマで質の高いコンテンツが書けるのか、キーワードの「質」「量」はどうか、ターゲットのニーズ、経営理念や戦略との整合性はどうか、など吟味します。

ちなみに、自分で自覚できている顕在化しているニーズは検索キーワードに表れるのですが、インサイト(=人を動かす隠れた心理、本人も気づいていない隠れた欲求)は検索キーワードにダイレクトに現れないため、注意が必要です。

「ニーズとインサイト、SEO対策の落とし穴(仮)」についての内容は、また別の機会に記事を更新させていただきます。

「テーマ軸」で広げたキーワードから流入したサイト訪問者は、必ずしも「経営者・起業家」とは限りません。

「ターゲット軸」で広げたキーワードから流入したサイト訪問者は、必ずしも「 Web集客」に興味があるとは限りません。(キーワードだけでターゲットを狙うことは難しいので、実際「経営者・起業家」とも限りません。)

そして、「テーマ軸」にも「ターゲット軸」にもそっていないキーワードから流入したユーザーは、「 Web集客」に興味がある訳でもなければ、「経営者・起業家」でもないため、コンバージョンにつながりにくいです。

テーマ軸やターゲット軸に内容を結びつけて独自のコンテンツに書き上げることができれば、時事ネタ、トレンドキーワードを狙うことも非常に重要です。キーワードの「量」の視点にも結びつきますが、アクセスアップやドメインパワーを強めることにつながります。

まとめ

「テーマ軸」または「ターゲット軸」で発想していき、キーワードの「幅」を広げましょう。

2軸から発想したキーワードは、それぞれキーワードツールを活用して深掘りしていき、テーマの分類や抽象度・粒度ごとにマインドマップソフトで整理してまとめると、全体像が把握できてコンテンツ更新の際に便利です。

  • この記事を書いた人
しゅんのすけ

しゅんのすけ

創業11年。一人株式会社の代表取締役。隠居系自営業。
21歳 筑波大学を休学して就職(営業・販売)
24歳 Web制作・Webコンサル起業
25歳 法人化→ご縁に感謝、6年連続で売上・収入が大幅に増加→尋常でなく働く毎日→終わりのない忙しさに挫折(30歳)
31歳 事業の仕組みを工夫・改善し働く時間を極限まで削減、「お金の余裕・時間の余裕・心の余裕」を追求
現在 主に週1日だけ在宅で働きながら、新たな事業の企画を考えたり、スキルアップのために勉強や読書をしたりして過ごしています

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