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一人ブラック企業の脱却方法は「目の前の100万円を捨てられるか」

【一人ブラック企業の脱却方法】目の前の100万円を捨てられるか

仕事を断ったり、休みをとったりすると、収入が減っていきそうで不安…
何だかんだで、夜中や週末も仕事をしてしまうんだよな…

自営業Bさん

このところ土日祝日関係なく、毎日のように働き続けているな…
単価が安いから、その分案件数や時間数を多く働くしかないな…

自営業Aさん

この記事では、「一人ブラック企業」状態に陥っている、一人社長・個人起業家・フリーランスの方が、一人ブラック企業状態を脱却するために必要な考え方の1つを紹介いたします。

フリーランスエージェントおすすめ2選

・ITプロパートナーズ … 累計利用ユーザー数70,000名突破。約6割が週3~4日案件。約7割がリモート案件。案件保有数は、4,000件以上。9割が直案件で、単価も高いので少ない稼働日数でも十分な固定収入を確保。安心して自分のビジネス収入の柱づくりにも注力できる。
私も長くお世話になっています。

Midworks(ミッドワークス) … 「フリーランス」と「正社員」の良いとこ取りをした働き方を実現!保障・保険・費用補助・福利厚生が充実。
他のエージェントに類を見ない、安心して独立できる保障の手厚さが特長。「週3~5日の常駐(出社)・リモート(在宅)案件」多め。

一人ブラック企業状態を抜け出すために、私が変えたこと

私は24歳でWeb制作事業で起業してから、30歳までずっと一人ブラック企業状態でした。

創業時から6年連続で売上・粗利益が伸び続けて、スピード感なく地味にではありますが、着実に年商2,100万円ほどまで到達しました。しかし、ここで頭打ちとなります。

しかもその時、私個人的には最高年商にもかかわらず、創業以来初めての大赤字を出すという訳のわからない状態でした。

Web制作業・Webマーケティングコンサルティング業という、ほぼ元手がいらず経費もかかりにくい、本来はほぼ利益と言ってもいい超高利益率ビジネスなのに、です。

当初は「売上・粗利益を増やしていくほど、ラクになっていく」と漠然と考えていて、毎期連続売上・粗利益増加を目標としていましたが、それも間違っていました。

今まで何が間違っていたのか、どうする必要があったのか、6年程かかってやっと色々と気づけたことがあります。

その結果、変えたことの1つとして、目先の売上を追うことをやめました

そして、「資産」を積み上げていくことを徹底的に意識するようになりました。金融資産という意味だけではありません。

「今の一つひとつの行動や創意工夫が、近い将来、さらなる高い利益率・大きな利益額・時間の余裕などを生むようにすること」を意識し、「どんどん働く時間を減らせて、それなのに手元に残るお金が増えて、どんどん楽になっていくような仕組み・技術・コンテンツ」などの経営的な資産を積み上げていくことを、徹底的に意識するようになりました。

なので極端な話、もし例えば、将来的に有意義な「資産」とならないような内容の一式100万円のお仕事の依頼が来ても、今はお断りさせて頂きます。

特に今年(2019年)に入ってからは、お仕事をお請けするよりも、辞退させていただくことの方が多いのではないか、というほど辞退しています。

そうすることで、日々タスクに追われる一人ブラック企業状態を脱却し、ブログを書いたり、本を読んだり、思考したり、将来のために重要なことに時間を使えるようになりました。

「仕事を断れたら苦労しない。仕事を断ったら収入が減るから断れない。だからずっと走り続けるしかないんだ」という方もいらっしゃると思います。

私もそうでした。

その場合は、以下をざっとお読み頂き、「収入の種類を見極める」ことから始めてみてください。

こちらのサイト『ナノ経営』では、創業10年半、一人株式会社経営9年半の私の経験・体験や学びをもとに確信した、大切な考え方や方法、その他お役立ち・ご参考情報などを発信していきます。

正直9年半の間で、何度か会社をたたもうかというピンチもありましたし、失敗の方が多いですし、カリスマインフルエンサーの方々のような目覚ましい大きな稼ぎなどはありません。

しかしその分、多くの方にとって参考になったり、ある程度再現性があることをお伝えできるのではないかと思います。

ナノ経営

「お金の余裕・時間の余裕・心の余裕を手に入れ、人生を豊かに生き生きと楽しみたい」という一人社長・個人起業家・フリーランスの方は、
こちらのサイトをブックマーク登録やシェアしていただけましたら幸いです。

一人ブラック企業とは

まず、一人ブラック企業とは何でしょうか?

一人社長・個人起業家・フリーランスの労働時間や収入に関する許容度や理想は、人それぞれだと思うので、あえて明確な定義は必要ないと思いますが、ここでは一般的な会社の基準を参考に書かせていただきます。

事業主自身には関係ありませんが、厚生労働省のサイトによると、1ヵ月の残業時間は45時間という限度が示されているようです。1日8時間×月20日~22日勤務+45時間=およそ200~220時間がひと月の労働時間の限度となります。

毎日毎日ほとんど休みなく働き続け、月間労働時間 220時間~300時間(以上)なら、「一人ブラック企業」状態と言えるのではないでしょうか。

さらには、私は個人的に、一人社長・個人起業家・フリーランスの場合は、労働時間だけでなく、収入にも注目したいと考えています。

「労働時間」と「収入」の2軸で働き方を整理してみました。下の図をご覧ください。

一人ブラック企業・一人ホワイト企業

長時間労働をしているものの、それなりに収入も多い場合は、一人ブラック企業(ハードワーカー)
長時間労働にもかかわらず、収入がサラリーマンと同等かそれ以下という場合は、一人漆黒企業(場合によっては転職推奨)です。
(これも例外はあると思います。労働時間が多くて、収入が多くないとしても、何か社会的意義のある特別な活動をなさっていて、ご自身も周りの方も幸せになっているというケースは、勿論ブラック企業などではありませんし、労働時間とか収入とかの次元で見ることが失礼だと思います。)

労働時間が少なく時間のゆとりがあり、それなりに多い収入が稼げている場合は、一人ホワイト企業
収入が極端に多くなくても、つらい労働時間がほとんどなく、心身ともに自由やゆとりを実現している場合(そういうスタイルを追求している方)は、自由人or天職人としました。

ここでの「多い」「少ない」は、人それぞれ基準が違うと思いますので、あくまで目安です。

私は、幸せな独立・起業のためには、十分な収入の自由人または天職人、もしくは「一人ホワイト企業」を目指していただきたいと思っています。
せっかく独立・起業しても、仕事に追われ長時間労働で疲弊していては、自分も家族もお客様も、長期的に見て結局誰も幸せになりません。

先にも述べましたが、一人社長・個人起業家・フリーランスの労働時間や収入に関する満足度や許容度は、人それぞれの考え方・価値観があるので、一概に具体的な数字の基準や枠をつくったり、当てはめるのは良くないと感じます。
上記は私の主観で、個人的な基準です。

ただ、もし一人ブラック企業状態を脱却し「一人ホワイト企業」として、「収入を伸ばし続けながら、人生を豊かに楽しみ生き生きと輝きたい」という一人社長・個人起業家・フリーランスの方がいらっしゃったら、そういう未来を実現するために、考え方や戦略、ビジネスモデルを改めるきっかけになりましたら幸いです。

ポイント

「一人ブラック企業」状態を脱却し、「一人ホワイト企業」になりましょう。

一人ブラック企業状態から抜け出せない要因

なぜ、一人ブラック企業状態を脱却できないのでしょうか。

単価が安い、割に合わない仕事を引き受けて、長時間働くことになっているから?
下請け仕事の割合が多く、断ったら売上が減少しそうだから無理して引き受けている?

こういったことも原因の一つではあると思いますが、どれも本質的な原因ではありません。

私がたどり着いた真の原因は、「目先の売上を追い続けてきただけで、『資産』を積み上げていないこと」です。

「労働の成果=対価(収入)」のまま何年も頑張り続けても、状況が良くなることはありません。サービスの付加価値を高めたり、生産性を向上させることで、収入はある程度まで増えていきます。

しかし、労働集約型ビジネスで個人事業主・フリーランスが得られる収益は、年商1,000万円~2,000万円、もっと単価の高い仕事を受注できる方で、年商3,000万円が目一杯です。だいたいこのくらいで頭打ちとなります。

一人(+外注)でそれ以上に稼いでいる方は、ビジネスモデルの中に、何かしらレバレッジの効く仕組みを組み込んで活動を行っています。

「経費がかかりにくい事業で、一人で年商(実質ほぼ年収)1,500万円~2,000万円も稼げたら十分」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、かなり忙しいです。収入も安定を保証されている訳ではないので、日々対価を上回るパフォーマンスを発揮しながら(することを求められながら)、さらなる集客・売上アップのための営業・マーケティング活動の時間も費やしている状態です。

手が回らなさすぎて、外注に出す部分も多くなる場合もあるでしょう。

私はかつて、年商2,100万円のうち、360万円は外注費(外注費率17%)となっていました。

そして、外注する部分が多くなるほど、しっかりディレクションや管理ができないと、ミスやトラブル、手直しが増えたりして時にはクレームや返金要求にも発展してしまうことがあります。

戦略や仕組みなしに、単純に労働集約型ビジネスで一人会社の売上を伸ばしていった結果、私の場合は、売上金額が増えるほどラクになるどころか、輪をかけて大変になっていきました。

年商1,500万円~2,000万円と言っても、忙しすぎてパートナーや家庭をないがしろにしてしまったり、忙しくて体調を崩したり、お客様や取引先に迷惑をかけてしまっては元も子もありません。

そもそもなぜ、目先の売上を追っているのかと言えば、ムダな学習・講座代やその他固定費が膨らんでしまって損益分岐点が高くなっていたり、あるいは単純に売上を伸ばしていきたいという単なる見栄とか、月額収入を増やす仕組みができていないとか、色々と他の問題もあります。

ポイント

労働集約型ビジネスの個人起業家・フリーランスが、「資産」を積み上げていくことなく、目先の売上・お金だけを追い続けると、一人ブラック企業状態が続く。

目先の売上を追わない方が良い理由

仕事柄、WebデザイナーやWebエンジニア、クリエイター、あるいはコーチ、コンサルタントなどの個人事業主・フリーランスの方とお仕事で関わる機会が多いです。

そして、一部の個人事業主・フリーランスの方は、一人ブラック企業状態です。
つい昨年2018年までの私もそうでした。

しかも私の場合は、恥ずかしながら、創業以来6年以上、一人ブラック企業状態でした。

「あと、半年、遅くとも1年もすれば落ち着く、楽になる」というようなことを、家族やパートナー、そして自分自身にずっと言い聞かせてきました。

しかし、「落ち着く」「楽になる」などということはなく、ずっと日々追われるように仕事をこなし、週末も仕事をするような状況を繰り返してきました。

「自分がいなくても回る仕組みを作らないと…」「こうすれば楽になっていく…」色々と頭の中だけで思いながらも、結局は妄想に終わり、何年も同じことを言い続けているだけで実現できていない、情けない有り様だったのです。

常に目の前の仕事、売上をたて続けるためのその次の仕事に追われる日々で、長い間、思考停止状態に陥っていました。
「仕事に追われ続けていた長い間、ずっと思考停止していた」ということも、時間の余裕ができて初めて気づきました。

日々仕事に対応していくことで一杯一杯で、「現状を変えたい、変えよう」みたいな「気持ち(気合い)」だけではどうにもならない、現実は何も変わっていない、ということすら当時は自覚できていませんでした。

大前研一さんの言葉を引用させていただくと、

人間が変わる方法は3つしかない。
1つは時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目はつきあう人を変える。
この3つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。
出典:『時間とムダの科学』

出典:『時間とムダの科学』

ということで、私は最も無意味な気合いを入れて「決意を新たにする」ことだけを繰り返していました。

どのようにやるか、という方法までは考えていたのですが、それを実行する時間を確保できなかったのです。つまり、1つ目の「時間配分を変える」ができていないまま、目先の売上を追い続け、受注した案件のタスクや業務に対応する日々を過ごし続けていました。

こうして客観的に見ると、自分でも愚かだなと思うのですが、事実として、一人ブラック企業状態の個人起業家・フリーランスは、忙しすぎて冷静に「考える時間」が持てていません。間違った方向に、人の2倍の労働時間で突き進み続けるというのは、非常に危険です。起業失敗の確率が高まります。

考える時間を確保するためにも、時間配分を変える必要があり、そのためには、むやみに目先の売上を追い続けることを一度やめる必要があります。

一人ブラック企業という現状を打破するには、一人で冷静に「思考する時間」を確保しましょう。

「仕事を減らして休みを取ると、収入が減り生活できない」という方は、

「①無駄な作業をなくせないか、本当に全部やらなければならないのか(優先度を見極める)」

「②作業を効率化・高速化できないか(テンプレ化やその他創意工夫)」

を考えつつ、

「③見積もりで提示する金額を今までの1~3割上げる(単価アップ)」

を進めていくことが効果的です。

今まで一人ブラック企業化するほど割安な単価で受注していて、かつスキル・クオリティの高いフリーランスの方なら、経験上、2~3割の値上げを一度行うことは、意外と成功率が高いです。

スキルとクオリティに見合うように単価を上げても、十分に競争力のある適正価格です。

勇気を持って、単価を適正価格に上げていきましょう。

ポイント

一人ブラック企業という現状を打破するには、一人で冷静に「思考する時間」を確保する。

一人ブラック企業状態に慣れてしまうと、知らず知らず思考停止している。

最初は考えることができなくても、ぼーっとするだけの時間でもいいから、確保する。

ムリ・ムダ・ムラをなくし効率化・高速化しながら、単価を適正価格に上げて、休み・空白の時間を確保する。

一人ホワイト企業への第一歩!収入の種類を見極める

ここまでで、今ひとつしっくりこない方もいらっしゃるかもしれません。
別の角度から、お話させてください。

個人事業主・フリーランス・一人社長の収入には「種類」があります。

【1】単純労働収入
【2】レバレッジ労働収入(1対n収入)
【3】資産収入(パッシブインカム)

単純労働収入

クライアントや代理店・取引先からお仕事を受注して、自分の労働の(成果の)対価として得る収入です。
これは必ずしも労働時間に比例するという訳ではありません。
個人事業主・フリーランスの場合は、時給の契約よりも、成果を請け負って契約する場合が多いと思います。

Webデザイナー、Webエンジニア、クリエイターなどつくる系のお仕事や、コーチ、コンサルタントなど教える系のお仕事、士業・専門家のお仕事など、大半はご自身の知識・知見や技術をもとに、成果を提供して報酬を得る形です。

自分が動かないといけない分、単純労働収入だけでは確実に収入が頭打ちになります。
個人企業・個人事業主・フリーランスでは、年商2,000万円ほどで頭打ちになり、単価を平均より高めにできる方でも、年商3,000万円くらいで目一杯になり得ます。

そして、単純労働収入だけでは、基本的には収入が上がるほど、一人ブラック企業化していきます。

ちなみに、単純労働収入の「単純」とは決して「簡単」という意味ではありません。
次に挙げる「レバレッジ労働収入」と区別するために、クライアント1社1社(1人1人)対応する業務による収入を「単純労働収入」としました。

単純労働収入は、個人事業主・フリーランスである限り、レバレッジが効かないのです。
(従業員を雇って、給料以上に働いて稼いでもらえるなら、単純労働収入でもレバレッジが効きます。企業が利益を出せるのは、基本的には、従業員を増やして給料以上に稼いでくれる仕組みができているためです。)

レバレッジ労働収入(1対n収入)

自らが稼働する必要がある労働収入に変わりはないのですが、「単純労働収入」との違いは、1対n(多)であることです。

1対1のクライアント業務では、ある程度単価を上げられたとしても、単価もどこまでも上げられるわけではなく、頭打ちになります。1対n(多)であれば、お客様ごとにお支払いいただく単価が変わらず、自分の稼働時間あたりの収入を大幅に高めることができます。

具体的には、会員制グループコンサルティング、セミナー・講座、講演、オンラインコミュニティー・オンラインサロン、自社商品・コンテンツ販売などのビジネスです。

コツコツと活動を積み重ねていくと、労働収入というほど「労働」をしなくて済みます。働く時間を減らして、収入を増やして行きやすくなります。
なので、一部「資産収入」的側面もあります。

例えば、セミナー・講座のコンテンツを一度作ると、継続的にブラッシュアップは必要ですが、概ね同じものを使い回して何度も売上を上げることができます。
さらに、そのコンテンツを動画や音声コンテンツとして、販売することもできます。

また、オンラインコミュニティー・オンラインサロンのビジネスでは、メンバーが10人から100人に増えたとしても、労力や時間は10倍まで必要ありません。

資産収入(パッシブインカム・不労所得)

労働の対価ではなく「資産」が生み出す収入です。
いわゆる不労所得です。『金持ち父さん貧乏父さん』の原書ではPassive Incomeとなっているようです。

「不労所得」というとあまりよくないイメージを抱く方もいるかもしれません。
しかし、収入を生み出す「資産」となるものを築き積み上げていくことで、事業年数を経るほどに資産が大きくなっていき、収入が大きくより安定していく、ということは経営する上で非常に大切なことです。
何年経っても不本意な長時間労働でジリ貧という状態では、(自分自身も含め)誰も幸せにできません。

一人ホワイト企業として事業を継続させ続け、資金的にも時間的にも心身もゆとりを増していくことで、家族やお客様、取引先様に還元できます。
みんながさらにより良くなるような活動や取り組みを考えたり、忙しい時は目に入らなかった新たなチャンスに気づけたり、多少リスクをとってチャレンジしたりと様々なことができます。
何をするにも、十分な「時間」と「お金」のゆとりが必要です。

ちなみに、ここでいう「資産」とは、株式や不動産などを必ずしも指していません。

私が個人事業主・フリーランス・一人社長に推奨する「資産収入」は、メディア運営です。
正直SEOは年々難しくなっていますが、質が重視されて良い傾向だと感じています。

攻略方法がわからないと個人では太刀打ちできないように思えますが、本質的に価値あるコンテンツをつくり、ソーシャルメディアと広告もあわせて集客していくことで、収益を生む資産に育てることが可能です。
(とは言え、検索上位表示するような記事を書くのにも、ある程度マーケティングのセンス・ユーザー心理を理解するセンスが必要だと感じます。簡単ではありません。)

一人ブラック企業状態を脱却する方法

一人ブラック企業状態を脱却するための手順・流れについてお話いたします。

まずは、単純労働収入の割合を減らし、レバレッジ労働収入を増やしていきます。
そうすると、労働時間を減らして、収入を維持、あるいはさらに収入を伸ばすことができます。

それによって時間とお金を生み出し、その時間とお金を、徹底的に「資産」を増やすことに集中していきます。

レバレッジ労働収入と資産収入を増やしていくことで、個人事業主・フリーランスならではの収入の上限を突破することができます。
さらにコツコツとレバレッジの効く資産収入を積み上げ続けていくことで、1人でも労働時間を減らしゆとりを持ちながら、年収数千万円以上も可能です。
一部には、年収1億円を突破している人もいます。

ポイント

レバレッジ労働収入でお金と時間を増やし、そのお金と時間をすべて、資産収入を増やすための活動に投資する。

一人ブラック企業状態のスパイラル、エンドレスリピートから脱却するためには、長期的視点と収入の種類・質を見極める視点が必要です。

最終的に資産収入につながっていかないような、目先の売上のための単発の仕事を断れるか、ということです。

私が起業当初主な収益源だったWebサイト制作業務は、ある程度まとまったお金になりやすいです。目先の売上を追っている状態だと、断るのは難しいです。

実際、本格的なWebサイトを作るのは数十時間~百時間以上かかる大変な仕事なのですが、フリーランスの方も増えてきたり、無料でホームページを作れるサービスも広まってきて、サービス単価が下がってきています。
それでも、Web制作系の業務による売上だけで月100万円を超える月(その他に、Webコンサルティングや集客サポートの月額収入)もよくありました。

ただ、それが毎月続くかというとそれは微妙で、取引先企業を増やしていく営業活動がさらに必要になりますし、そういう単純労働収入の案件が増えすぎると自分も制作チームのメンバーも疲弊したり、手一杯すぎて対応しきれずご迷惑をおかけしてしまったりします。

結局無理があるので、勇気を持って、単純労働収入的な目先の100万円を捨てて、レバレッジ労働収入を増やしていき、資産収入を増やしていくための種まきの時間とお金のゆとりを確保することが大切です。

レバレッジ労働収入と資産収入で、毎月安定的に100万円の収入が得られるように、然るべく行動と成果を積み上げて行きましょう。

目先の100万円を捨てるというのは極端な表現かもしれませんが、重要なことは、単純労働収入の割合を減らしていくということです。

私は、月の労働時間は(単純労働、レバレッジ労働あわせて)100時間以内と決めました。その100時間で最低100万円の売上を上げます。
(注:2019年時点の状況です。2022年現在は、さらに働く時間を減らせて週休4~5日となっています。)

働く時間を減らすと「決意」することが、まず大切です。
決めることで、意識的にも無意識的にも、その方向性に思考と行動が向かっていき、求める状況・成果が得られるようになります。
働く時間を減らしながら、自由と余裕のある生活を創り出し、日々楽しみながら過ごしていきましょう。

全体の売上はピークの時よりも下がりましたが、ただただ好きなことをする時間もとりながら、資産を積み上げるための時間もつくることができています。

その他に、まだ収入は少ないですが、いくつかサイトを運営しています。少なくともサイトから収益を得る方法は理解しているので、あとは時間と労力を投資して、資産を積み上げていくことに集中するのみです。

では、資産を積み上げるための「種まき」とは何をやったらいいのでしょうか。

私がおすすめするのは、本当によく言われることですが、
・ブログ、SNSでの情報発信でパーソナルブランディング
・アフィリエイトでネットで稼ぐトレーニングをする
などです。

(そのほか別の記事で、一人社長・個人起業家のための複数の収入で安定的に年収1,200万円~2,000万円を稼ぐためのモデルケースをご紹介する予定です。)

特に、なぜブログでの情報発信がおすすめなのか?
それによってどのような成果が得られるのか?
ということですが、

集客を仕組み化・自動化できる
業務を仕組み化・効率化できる
ブログを収益資産化して、資産収入を得られる

など様々な利点があります。

別の記事で詳細をまとめさせていただきます。

まとめ

独立して1、2年目は一人ブラック企業状態でもやむを得ないと思います。
むしろそれは必要な下積み期間というか、0を1にする段階が一番エネルギーがいりますので、最初の1年2年は徹底的に働きましょう。

事業が頭打ちにならず成長し続けていて、仕事が好きなハードワーカーの方は別として、独立・創業してから4年も5年も「不本意な」一人ブラック企業状態が続いている人は(かつての私)、今までの時間の大半を無駄に過ごしてきたと言っても過言ではありません。

「本当は労働しなくてもいいけど、仕事が好きだから、人の役に立てるから、働く」のと、「労働し続けないと、売上が減って不安だから、生活できないから、働く(働かざるを得ない)」のでは大きく違います。

せっかく自分の事業を営む一人社長なら、働くこともできるし、働かないこともできる、という意思決定権・選択の自由を持っていたいですね。

単純労働収入の割合を減らし、レバレッジ労働収入を増やしていき、時間とお金の余裕をつくり出し、それらを資産収入を増やすための活動に使っていきましょう。

これが、一人ブラック企業状態を脱却し、一人ホワイト企業に転換するための第一歩です。

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  • この記事を書いた人
しゅんのすけ

しゅんのすけ

創業11年。一人株式会社の代表取締役。隠居系自営業。
21歳 大学を休学して就職(営業・販売)
24歳 Web制作・Webコンサル起業
25歳 法人化→ご縁に感謝、6年連続で売上・収入が大幅に増加→尋常でなく働く毎日→終わりのない忙しさに挫折(30歳)
31歳 事業の仕組みを工夫・改善し働く時間を極限まで削減、「お金の余裕・時間の余裕・心の余裕」を追求
現在 主に週1日だけ在宅で働き、他の日は瞑想・統合や趣味・好きなことをして過ごしています

-一人ビジネス・お金