「売上をどんどん伸ばしていけば楽になる、自由と余裕に溢れる豊かな生活が送れる」
20代半ばの頃、漠然とそう思いながら日々突き進んだ結果…。
29歳の頃に多忙すぎて限界を迎え、勘違いに気づき、挫折しました。
その後じっくり一人で思考する時間を確保して、働く時間を減らしながら豊かになる一人経営の方法に気づきました。
その考えに基づき経営改善を行ったところ、働く時間は半分以下になり、手元に残るキャッシュは大幅に増えました。
この記事では、私が「創業当初から知っていたら良かった…」と思うことを紹介します。
フリーランスエージェントおすすめ2選
・ITプロパートナーズ … 累計利用ユーザー数70,000名突破。約6割が週3~4日案件。約7割がリモート案件。案件保有数は、4,000件以上。9割が直案件で、単価も高いので少ない稼働日数でも十分な固定収入を確保。安心して自分のビジネス収入の柱づくりにも注力できる。
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【起業失敗談】年商(売上高)を右肩上がりで伸ばすことだけにとらわれていた日々
戦略や仕組みがないと、売上が伸びるほど苦しくなるという事実
私は24歳の時に創業し、Web制作・Webコンサルティング業で、売上高・粗利益を5年連続で伸ばし続けて、年商2,100万円以上に到達しました。
商品を仕入れたり立派なオフィスを構えたり何人も雇ったりする必要のない、非常に(粗)利益率の高いビジネスであり、法人とは言え実質個人事業の延長として見ると、だいぶ順調に収入が増えていった方かと思います。
さまざまな出会いやご縁に恵まれたことと、起業準備のために20代前半で多少飛び込み営業や販売職を経験していたこともあり、スローペースで地味にですが、着実に業績は伸びていました。
いえ、伸びているつもりでした。
しかし年商2,100万円超となった29歳の年、毎日毎日、毎年毎年、終わりのない忙しさが続くことで途方に暮れ、心が折れました。
あまりにも多忙すぎることと、当初思い描いていたよりも思うように売上が伸びないことから、経営のやり方を間違えたまま突っ走ってきたことにようやく気づきました。
創業してから1年後25歳の時にひと月あたり合計100万円以上の入金が続き、その後も順調に進んでいると思っていたのですが、28歳くらいから「あれ…?」と薄々思い始め、29歳の時にやり方が間違っていたことにようやく気づき、一度挫折しました。
自信を喪失して、なんとかお客様に迷惑をかけずに廃業できないか、ということも真剣に検討したほどでした。
しかしその後、色々な無駄を削ぎ落として、ゆっくり一人で思考する時間を確保したことで、突破口が見えてきました。
一人でじっくり思考する時間を確保することは大切
ちなみに、売上を伸ばすための経費やお付き合い、学びへの投資などで、毎月の支出が100万円以上(時折200万円近く)になっていたので、常に忙しく働きながら、売上を立て続けないといけない状況になっていました。
自分でも気づかないうちに、思考停止して、日々闇雲に突っ走る生活を送っていたのです。
まずは固定費を大幅に削減して、余計なこともシャットアウトして、とにかく一人でじっくり思考する時間をつくりました。
書籍や有料教材、経営者の先生・先輩方に教わることも非常に有益なのですが、自分自身が忙しすぎて思考停止していたり、学んだことを実行して自分のビジネスに活かせないと意味がありません。
経営知識や経験が圧倒的に不足している段階では、自分の頭だけで考えてもあまり良い案は出てこないのですが、ある程度学びに投資してたっぷり知識や情報を得ているのであれば、最終的には「自分の頭を働かせること」や「実行すること」が重要です。
一人で思考する時間を確保したことで、働く時間を減らしながら余裕のある生活をするための一人経営のポイントや、自分にとって進むべき方向性が見えてきました。
目指すゴールの正しい方向、正しいやり方を知ることが必要
やり方や方向性を間違えたまま、全力で突き進む恐ろしさ
やり方や方向性を間違えたまま、毎日全速力で長時間突っ走っても、自由と余裕に溢れるゴールへはたどり着けません。
表面上は売上や収入が年々伸びていましたが、実態としては、ただただ輪を掛けて忙しくなりながら収入を伸ばしていただけなので、誰でも無理をすればできるレベルです。
当時、時間当たり労働生産性を算出した時、大体6,000円ほどだったので、平均月商175万円を稼ぐために、ひと月当たりおよそ292時間働いていたことになります。
(今気づきましたが、プロフィールに「独自の経営改善で、働く時間は半分以下になった」と書いていましたが、半分以下どころか、実際のところ2022年の今では働く時間が4分の1以下になりました。)
20代でエネルギーが有り余っていて、思考停止している人はこうなる…という良くない例です。
自分で言うのも何ですが、このくらい行動できるエネルギーのある人が、間違った方向に突き進むことほど勿体ないことはないです。
正しい方向にこのくらいの行動量で突き進んでいたら…と正直悔やまれます。
とは言え、20代のうちに気づけたので、30代はすごく人生が楽になっています。
最近、自社サイトに企業理念を掲載したのですが、「お金・時間・心の余裕を得て、生き生きと輝く人」を増やしていこうと考えています。
月並みな言葉ですが、多くの一人社長・個人事業主・フリーランスの方に、私と同じ間違いや遠回りをしてほしくないので、こうして少しずつ情報発信を続けています。
しなくてもいい遠回り、しなくてもいい苦労
私は遠回りをしましたが、徹底的にやり切ったことで、自分の体験からようやく気づくことができました。
その意味では「失敗」ではないかもしれませんが、あえてここでは「失敗」と呼びます。
どういう経営のやり方や仕組みを目指していけば良かったのか。
このことを事前に知っていれば、この遠回りは回避できることです。
思考停止して、勢いで突き進んでいた私の恥ずかしい過去をお話しさせていただきました。
『ナノ経営®』を読んでくださっているみなさんは、遠回りをせず、する必要のない苦労もせず、自由と余裕に溢れるゴールに向けて着実に進んで行ってください。
こちらの一人経営マガジン(ブログ)は無料で読んでいただいて、考え方を変えたり実際に行動を続けたりしていただくことで、働く時間を減らしながら豊かになる一人社長が増えていく一助になればと考えています。
不定期の更新ではありますが、まだまだお伝えしたいこと、お伝えすべき重要なことがさまざまありますので、時折『ナノ経営』と検索していただき、新しい記事をご覧いただけましたら幸いです。
いずれご希望の方がいらっしゃれば、有料の経営改善支援やコンサルティングサービスも始めていきます。
日々の行動量や豊かなゴールにたどり着けるスピードは人それぞれ違うと思いますが、しっかりと「正しい方向」に向かって進んでいれば、休みながらでも、だらだら歩いていても、いつかはたどり着けます。
目指すゴールの正しい方向、正しいやり方を知ることが必要です。
二番目に良くないのは、間違った方向にだらだらのんびりと進んで行くこと
もし、取り返しのつかないことを猛烈な勢いで進めてしまう場合などは、間違った方向に全力で突き進むというパターンが一番まずいです。
しかし、見方によっては良い面もあります。
間違った方向に全力で突き進むパターンでは、何らかのはっきりとした結果が出るので、嫌でも間違いに気づくことができます。
それにどのくらいの時間がかかるかは人それぞれだと思いますが、私は24歳なりたてで起業して紆余曲折を経て、29歳でやっと気づくまでに、6年くらいかかりました。
起業したのが割と早かったので20代で気づけましたが、おそらく6年は時間がかかりすぎだと思います。
二番目に良くないのは、間違った方向に、だらだらのんびり進んでいくことです。
それだと、自由と余裕に溢れるゴールにたどり着くことも近づくこともないまま、その先に理想のゴールはないということすら気づけないまま、人生が終わってしまうかもしれません。
しかし、一生をかけて、ひたすらに間違った方向にコツコツ進み続ける人もなかなかいないはずです。
やめずに進んでいける人なら、途中で何かのきっかけや出会いなどで、正しい方向に向けて軌道修正が必要なことに気づく機会があると思います。
または、なかなかゴールにたどり着けないことからしびれを切らして、進む手段や方向をあれこれ変えたり、理想のゴールに向かうこと自体をやめてしまう人の方が多いです。
大切なことは、「正しい方向を知り、進む方向を確実に合わせる。日々、進んでいる方向がゴールからずれていっていないか確認する」ということです。
忙しくならずに売上を伸ばしていける一人経営のやり方や仕組みを知りましょう
億単位で稼いでいる一人社長ほど、暇な経営をしているという事実
「働く時間を減らしながら豊かになる、なんてそんなうまい話…」
と思いましたか?
だとしたら、その捉え方を壊すところから始めましょう。
「忙しく働かないと、豊かになれない」
「収入が増えるなら、忙しくなるのは仕方がない」
というのは実は思い込みです。
年商2,000万円ですら忙しすぎて管理しきれなかったりミスやトラブルが勃発するようなカオス状態なら、さらに5倍、10倍の売上高に到達できるはずがありません。
億単位でお金を稼いでいる一人社長ほど、暇な経営をしています。
売上が伸びていく仕組み、売上が5倍や10倍になっても問題なく事業が回っていく仕組みなどが整っているためです。
暇な経営をされている社長たちは、お金に余裕があるのはもちろん、時間にも余裕があり、家族との時間や仲間との時間を大切にされていますし、趣味や遊びも学びも好きなだけ楽しみ、知識や経験、話題も豊富で、心にも余裕や豊かさのある、魅力的な方が多いです。
闇雲に売上を伸ばしても、億単位には到達できません。
戦略や仕組みが必要です。
私は年商数億円の一人経営者の方を何人か実際に知っていますし、これまでに経営について教わったり学ばせていただいています。
また、私は「働く時間を減らしながら豊かになる一人経営」のやり方や仕組みにも気づいたので、億単位で売上を上げている一人経営者の方ほど暇だということが事実だとわかります。
まずは、
- 年商数千万円、年商1億円の壁を越えていくには、戦略や仕組みが不可欠である
(年商2,000万円~3,000万円くらいまでは、営業力・技術力・体力でも何とかなるが、この3つに頼るのは一人ブラック企業まっしぐら) - 「売上が伸びても忙しくならない仕組みを整えて豊かになる」
「働く時間を減らしながら豊かになる」
というのは当たり前のこと(むしろ必要なこと) - 忙しくなりながら売上を伸ばしても、その先に理想的な未来・豊かなゴールはない可能性が高い
だということを知りましょう。
長くなってきましたので、今日はこの辺にします。。
その経営のやり方、戦略、仕組みとはどういうものなのか、ということもまた更新していきますので、ぜひまたお読み頂けたら幸いです。