SEOとは、一言でいうと「インターネットで検索したときの結果の上位に、ホームページやブログが表示されるように行う対策のこと」です。
「Search Engine Optimization=検索エンジン最適化」の略が「SEO」です。
なぜ、検索結果の上位に表示されることを目指すのかというと、上位に表示されている方が、多くの方にホームページやブログを訪問してもらいやすいためです。
検索で表示されたとしても、3ページ目、4ページ目など後ろの方に埋もれている場合、まずなかなか見つけてもらえません。
SEO対策は、検索上位に表示して、ホームページやブログなどWebサイトの訪問数を増やすために行う手法と言えます。
ホームページやブログを開設して、多くの方に訪問していただくためには、SNS活用も有効ですが、SEO対策も欠かせません。
それでは、検索上位表示を目指すためにはどうすればいいのか、見ていきましょう。
検索エンジンとは
検索エンジンとは、インターネット上の情報を検索するシステムのことです。SEOにおける検索エンジンといえば、基本的に「Google(グーグル)」です。
GoogleではなくYahoo!で検索する方もいらっしゃいますが、現在Yahoo!もGoogleの検索エンジンの仕組み(=検索アルゴリズム)を利用しています。
そのため、Googleの検索エンジンの仕組みを踏まえて、SEO対策をすればYahoo!の検索エンジン対策にもなります。
Googleのガイドライン
どのような対策を行えば、検索結果の上位に表示されるようになるのか。
そのヒントは、Googleが公開しているガイドラインにあります。
- Google が掲げる 10 の事実
- General Guidelines
- 検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド
- ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
そのほか、「Googleウェブマスター向け公式ブログ」で更新される情報も参考になります。
Googleのガイドラインを読むとわかりますが、実際のところ、SEO対策は検索上位に表示するための小手先のテクニックや技術的な対策だけでうまくいくものではありません。
ただ、内部の技術的な対策など土台が整っていないと、他の対策の効果性や効率が悪くなるため、技術的な対策や基本的なノウハウも重要です。
良質なコンテンツを更新し続けているにもかかわらず、なかなか検索エンジンに評価されないWebサイトのSEO対策をご依頼いただくことがあります。
その際、調査・分析の結果、内部の技術的な対策を行うことで、1ヵ月で1.5倍~2倍弱のサイト訪問数に改善できることもあります。
しかしあくまで、Googleが大切にしているのは、検索エンジンを利用するユーザーの利便性です。
ページスピード(ページ読み込み速度)の高速化は、技術的なSEO対策の部類ですが、それも本質的には、ユーザーの利便性を考えてのことです。だから有効な施策となります。
「どのようにSEO対策を行えばいいのか?」と考え、怪しい小手先のテクニックに走るよりも、ユーザーのことを第一に考えた有益なコンテンツ作りやサイト運営が重要です。
小手先のテクニックで一時的に成果が出たような場合でも、Googleの評価基準や順位付けの仕組みやがアップデートされるタイミングで、大幅に順位が下降することもあります。
Google が掲げる 10 の事実
Googleは広告収益で成り立っているため、検索エンジンを使ってくれるユーザーが増えるよう、ユーザーの利便性を第一に考えています。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。
出典:Google が掲げる 10 の事実
SEO・検索上位表示を成功させるためには、ユーザーの検索意図・検索目的を満足させるコンテンツ作り(情報と体験の提供)が必要です。
SEO対策の種類
SEO対策は、大きく次の3つに分けられます。
- 技術的・内部設計
→ページスピード改善、構造化データ、内部リンク構造・設計、見出しタグの構造などマークアップ全般など - コンテンツ
→ユーザーの検索意図を満足させる、情報網羅性の高いコンテンツなど - 被リンク・外部対策
→外部からの被リンク、サイテーション獲得など
ページスピード高速化には、内部の設計改善や画像圧縮などの対応が必要です。
サーバー自体の応答速度が遅い場合は、内部の改良だけではページスピード改善に限界があるため、エックスサーバーに乗り換えることもおすすめです。
まとめ
SEO対策というと、何か特別なテクニックや魔法のようなノウハウを期待する方も多いかもしれませんが、実際にはとても地味で、本質的な考え方・見方が重要な手法となっています。
SEO対策というもの自体が、「答え」だけ覚えて使えばすぐに成果が出るようなテクニック的なものではなくなっていますし、そもそも「答え」を公式化、テンプレ化、言語化することが難しくなっています。
Googleが重視しているもの(=ユーザーが求めているもの)を本質的に理解して、それをコンテンツ作りやサイト作りに反映していくことが重要になります。
ユーザーの本質や潜在ニーズを理解するような、マーケッター視点の想像力や思考力を高めていくことも大切です。
ユーザーにとって価値のあるコンテンツを増やしながら、自然と被リンクが集まる人気サイトをつくっていきましょう。