販売資料を作成し、モニター価格・先行価格で販売を始める前に、まずは「何を、どんな目的で、どれくらい売りたいのか」を再度明確にしておくことが重要です。ゴールが曖昧だと、作る資料やセールストークもブレやすくなり、集客・販売数の見込みが立たなくなる可能性があります。ここでは目的とゴールを再確認する具体的な方法と、実践ワークをご紹介します。
1. なぜ「目的とゴールの再確認」が必要なのか
すでに高単価商品やコンセプトは完成していても、実際に売り始める段階で以下のような問題が起こりがちです。
- モニター募集なのに具体的な目標数が決まっていない
- 先行価格をどのくらい安くするか、理由をうまく説明できない
- 「この段階でどれくらいの売上を目指すか」ゴール感が曖昧で、資料作成やセールス準備に迷いが生じる
こうした混乱を防ぐため、販売資料を作成する前に目的とゴールを明確にしましょう。
2. 目的とゴールを再確認する手順
2-1. 販売の目的を言語化する
- なぜ、この商品を今モニター価格で提供するのか?
例)「早期のフィードバックが欲しい」「実績事例を増やしたい」など - モニター価格と通常価格の差をどのように位置づけるか?
例)「モニターは安い代わりにアンケート・感想協力を前提に」など
2-2. ゴール(売上・募集人数)の設定
- 受講生・クライアントを何名集めたいか、売上はいくらを目指すか?
- 「3~5名のモニターを先着で募集して◯万円売る」といった数値目標を定める
2-3. スケジュール・期間の確認
- 募集期間を◯週間に設定するのか?
例)「モニター募集は1週間限定、説明会は◯月◯日に開催」など - 募集開始~受講スタートまでのタスクと日程をざっくり見積もる
3. 実践ワーク:目的とゴールの再確認シート
以下のワークに取り組むことで、販売資料を作り始める前に「売る目的」と「目指すゴール」が鮮明になります。
3-1. シートの項目
- 【今回の販売の目的】: 例)モニター事例づくり、早期売上獲得、フィードバック収集など
- 【目標人数・売上】: 例)3名受注、合計売上◯万円
- 【先行価格の設定と理由】: 例)通常価格◯万円 → モニター価格◯万円(理由:アンケート協力など)
- 【募集期間・販売スケジュール】: 例)◯月◯日~◯月◯日まで先着◯名
- 【達成したい受注後の成果】: 例)受講生から事例インタビューを取ってLPに反映
3-2. 書き出しのコツ
- 数値化を意識する: 「3人契約」「売上◯万円」「◯日間で検証」と決める
- モニター価格に値下げ理由を明確につける: 「事例提供の協力要」「××のテスト実施」
- 最終的に何のデータ・成果を得たいか(「ビフォーアフターの声」「この商品への自信」など)を書き留める
4. まとめ:目的とゴールを明確にして、販売資料づくりと実際の販売に挑む
- モニター価格・先行価格で何名に売るか、売上はいくらを目指すかなど、具体的な数値目標を設定
- 目的とゴールがはっきりすると、スライド資料やトークスクリプトの主張がブレにくくなる
- 期間や値下げ理由を事前に固めれば、告知やセールスでの説得力も増す
「販売資料を作る」の前段階として、まず今回の販売で達成したいことを明確にするのが鍵です。目標人数やモニター設定の理由を決めておくと、次のステップ(スライド制作やトークスクリプトの作成)にも迷わず進めます。これにより、モニター販売や先行販売をスムーズにスタートでき、早期に売上やフィードバックを得る体制を築けるでしょう。