6-5. オンクラスを使ってオンライン講座を制作する

オンライン講座を作るうえで、eラーニングシステムを活用すると、学習者の利便性や学習効果を高められます。なかでも「オンクラス」は動画・テキスト・ワークシートなどをまとめて管理でき、受講生が一元的に学習を進められる便利なプラットフォームです。本記事では、オンクラスを使ってオンライン講座を制作する具体的な方法や手順、そして実際に取り組めるワークを紹介します。


1. なぜ「オンクラス」を使うのか?

数あるeラーニングシステムの中で、オンクラスが注目される理由は以下の通りです。

1-1. 動画・テキスト・ワークを一元管理できる

  • 短い動画やPDFテキスト、ワークシートを同じプラットフォームにまとめられるので、受講生が迷わず学習できる
  • モジュールやレッスンごとにコンテンツを整理でき、学習ステップが分かりやすい

1-2. 進捗管理機能や学習記録がある

  • 受講生が視聴済みの動画や未視聴のコンテンツを確認しやすい
  • 講師側も受講生がどこまで進んでいるか把握できるため、サポートしやすい

1-3. 短い動画を順番にアップしやすい

  • 1本あたり5〜15分程度の動画を小分けに配置できるので、学習負担が軽減され、実践にも移しやすい
  • テキストやワークシートとの連動もスムーズで、段階的な学習を促す設計が行いやすい

2. オンクラスを使ったオンライン講座制作の手順

ここでは、実際にコンテンツをアップロードして講座を完成させるまでの流れを示します。

2-1. 講座構成(モジュール・レッスン)を明確にする

  1. 学習ステップをリストアップ 例)Module1: 基礎理論、Module2: 応用編、Module3: 実践ワーク など
  2. 各レッスンの要点をまとめる 例)Lesson1: ◯◯の概要、Lesson2: ◯◯のワーク など

2-2. 動画や教材を準備する

  • 短い動画(5〜15分)を撮影・編集し、視聴しやすい長さに区切る
  • PDFテキストやワークシートでレッスン内容を補足、受講生が復習・実践しやすいように設計
  • 必要なら音声版、スライド資料なども用意すると学習スタイルに合わせやすい

2-3. オンクラスへのアップロードと配置

  1. アカウント登録・初期設定を行い、講座のタイトル・概要を入力
  2. Module・Lessonといった階層ごとに「動画」「テキスト資料」「ワークシート」を順番にアップロード
  3. プレビューで受講生がどの順番で学ぶのか、表示確認をして整合性をチェック

2-4. 動画やPDFの視聴・ダウンロード権限を設定

  • 必要に応じて、公開範囲を調整(例:特定モジュールは受講◯週目以降に解禁 など)
  • ダウンロードを許可するかどうか、ワークシートの配布形態などを事前に検討

3. 講座の魅力を高める設計ポイント

ただ動画とPDFを並べるだけでは、高単価での納得感を得にくいので、以下の設計ポイントを念頭に置きましょう。

3-1. 各レッスンの目的を明示する

  • 「Lesson1を終えると、◯◯がわかる/できるようになる」という形で学習ゴールを示す
  • 受講生のモチベーションを維持しやすい

3-2. ワークや実践課題を各レッスンに組み込む

  • 学習→行動→フィードバックのサイクルを短く刻み、再現性を高める
  • ワークシートをダウンロードして記入するなど、インプットとアウトプットをセットにする

3-3. 成果イメージを随所に提示する

  • 「このレッスンで◯◯を理解すると、◯◯という成果が期待できる」といった説明
  • 実例ビフォーアフターを盛り込み、見込み客の不安を解消

4. 実践ワーク:オンクラス講座構築シートを作ってみよう

下記のワークを行うことで、オンクラスにどんな形で動画や教材を配置するかをイメージしやすくなります。

4-1. シート項目例

  • 【モジュール名】: 例)「基礎編」「応用編」「実践編」
  • 【レッスンタイトル】: 例)「Lesson1: ◯◯とは」「Lesson2: ◯◯の準備」
  • 【動画の長さ・概要】: 5〜15分、どんな内容を解説するか
  • 【補足資料】: PDFテキスト、ワークシート、参考リンクなど
  • 【学習ゴール】: レッスンごとに得られる成果やできるようになること

4-2. 作成時のポイント

  1. 講座全体の流れがわかるように、Lessonを時系列で並べる
  2. 動画の長さが偏りすぎないように注意(学習負担の分散)
  3. 教材やワークのダウンロード先を明示し、受講生が迷わない導線を用意

5. まとめ:オンクラスで“短い動画+テキスト”を賢く配置し、高単価でも選ばれる講座へ

  • 短い動画で学習しやすくし、PDFやワークシートで理解と実践をサポート
  • 学習の順序やゴールを明確にし、ステップバイステップで成果が出る仕掛けを作る
  • 受講生はオンクラス上で進捗を管理でき、あなたも学習状況を把握しやすいため、サポートの質が上がる

オンクラスを使うことで、受講生が1か所で動画・テキスト・ワークシートを行き来しながら学習できる利点があります。高額商品だからこそ利便性実践しやすさを重視して、コンテンツをうまく配置すれば、「投資した分だけ成果が見込める」と思ってもらいやすくなるでしょう。ぜひ今回の手順とワークを参考に、魅力的でわかりやすいオンライン講座を完成させてみてください。