6-1. コンテンツの目的・ゴールを明確化する

高単価でも売れる「属人性の高いコンセプト」を活かすオンライン講座や個別サポートを作るうえで、まず大切なのがコンテンツの目的やゴールを明確にすることです。ここがあいまいだと、どんな良い情報を詰め込んでも受講生が最終的に「何を達成できるのか」がはっきり伝わりません。
本記事では、コンテンツの目的・ゴールを設定する具体的な方法や、実際に取り組めるワークをご紹介します。


1. なぜコンテンツの目的・ゴールを明確化する必要があるのか

受講生(クライアント)が「この講座やサポートを受けると、どんな良いことがあるのか」を理解できないままでは、高単価でも買いたいと思ってもらうのは難しいです。目的・ゴールを明確にすれば、

  • 学習のモチベーションを高められる(「これをやれば◯◯になれる!」とワクワクさせる)
  • 講座全体の一貫性が保たれる(すべてのコンテンツが同じゴールに向かっている)
  • 価値投資対効果(ROI)が説明しやすくなる(「最終的に◯◯を実現できるからこの価格でも納得」)

2. 目的・ゴールを設定する方法・手順

以下のステップで、あなたのコンテンツ(オンライン講座や個別サポート)の目的や到達点を具体的に決めましょう。

2-1. どんな変化・成果を提供したいのかを問う

  1. A(現在)→B(理想)の図式を明確にする
    例)「月商◯万円→月商◯万円」「SNSのフォロワー◯人→◯人」など
  2. 数字だけでなく、精神的な変化(自信、安心感)やライフスタイルの変化も含める

2-2. 受講生(ターゲット)の視点を最優先する

  • ターゲットが本当に欲しい結果は何か? どんな痛みや悩みを解消したいのか?
  • あなたのノウハウや強みは、その欲しい結果にどう結びつくのか?

2-3. 達成時期・段階的ゴールも考える

  • 短期目標: 例)「1か月で◯◯をマスター」「2週間で◯◯の基礎を習得」
  • 中・長期目標: 例)「3か月で月商◯万円突破」「半年後には◯◯な状態へ」

3. 目的・ゴールを“高単価向け”に最適化するポイント

高額な商品や講座であればあるほど、ゴールに感じる価値を具体的に示す必要があります。以下のポイントを押さえておくと、より魅力的なものに仕上がります。

3-1. 数値化や行動レベルを示す

  • できるだけ数字を使い、成果のイメージがしやすいようにする
    例)「3か月でリストを◯◯人増やし、売上◯割アップ」
  • 行動面でも示す: 「週◯時間の作業で◯◯を習得」といった形で、努力量を可視化

3-2. 感情的メリットも絡める

  • 「売上が伸びて生活が安定する」「毎日ワクワクしながら取り組める」など、精神的なゴールも大きな価値
  • 数字と感情をセットで語ると、より購買意欲に繋がりやすい

3-3. 「再現性」を意識する

  • 高単価であれば、「本当に自分も同じ結果が出るの?」という疑問を持たれがち
  • 具体的なプロセスや先行事例を示し、「この方法なら◯◯さんでも再現できる」と強調

4. 実践ワーク:目的・ゴール設計シート

以下のワークで、あなたのコンテンツ(オンライン講座や個別サポート)の目的・ゴールを具体化しましょう。

4-1. シートの項目例

  • 【ターゲット像】: 年齢・職業・抱える悩みなど
  • 【短期ゴール】: 1か月~3か月で到達させたい成果・状態
  • 【長期ゴール】: 半年~1年で目指す大きな変化・理想
  • 【数値目標/行動目標】: 売上・フォロワー数・スキル習得レベルなど
  • 【感情面の変化】: 自信・安心感・やる気アップなど
  • 【再現性の裏づけ要素】: 過去事例・プロセス・予備リソースなど

4-2. 書き出すときのコツ

  1. ターゲット視点を忘れずに: 「本人が欲しい成果」かどうかを常に確認
  2. 数字と感情をセットで書き出す: 「月商◯万円UP+自信と余裕が持てる」など
  3. 再現性を想起させる事例やノウハウをメモ: 後でコンテンツ化しやすくなる

5. まとめ:目的・ゴールが明確だと“高単価でも買いたい”が生まれる

  • 受講生は「最終的にどんなメリットがあるのか」を基準に投資を判断する
  • 数字や行動面の目標、感情的な変化をセットで示すと、納得感が高まる
  • 目的・ゴールがしっかり定義されれば、後のステップ(カリキュラム設計、教材作成、サポート体制など)も
    一貫した方向に沿って作れる

ここで作成した目的・ゴールをしっかり固めておくことで、「何のためのコンテンツなのか?」が明確になります。高価格商品を選んでもらうためには、見込み客が「ここまで行けるならこの金額は安い」と感じられるかどうかが勝負です。ぜひ今回のワークを通じて、具体的な数字と感情面の変化をセットで定義し、高単価でも欲しくなるコンテンツの基盤を築きましょう。